心理的安全性ってなんとなくしか理解できてなくて、学ぼうとしてなかったし、言語化できなかったので前々から会社の人に進められていた『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』で少し勉強したので、自分なりに言語化してみた。
読んだ書籍
(読んだ書籍といってもまだ1章のみ。)
概要
第1章では、チームになぜマネージャが必要か、優秀なマネージャの特徴、チームの定義が書かれていた。
チームにマネージャが必要な理由のエビデンス
googleでは必ずエビデンス(科学的根拠)を追求している。
チームのメンバーが優秀ならマネージャはいらない?と疑問があったが、優秀なメンバーを別のチームに移動したときに成果が上がらなくなったらしい。
このことから、マネージャの言動がメンバーのパフォーマンスに関係していると結論を出した。
優秀なマネージャの特徴
「チームのパフォーマンスを高めるマネージャの特徴」は以下の8つ
- よいコーチである
- チームを勢いづけて、マイクロマネジメントはしない
- チームのメンバーが健康に過ごすこと、成果を上げることに強い関心を持っている
- 生産的で成果主義である
- チーム内のよき聞き手であり、メンバーと活発にコミュニケーションしている
- チームのメンバーのキャリア形成を手助けしている
- チームのためのはっきりしたビジョンや戦略を持っている
- チームのメンバーにアドバイスできる専門的技術・知識を持っている
この中でも「よいコーチである」が一番大事。
よいコーチであることが、マネージャの土台であり必須の条件である。
(コーチングというのは「これやれ」など指示・命令することではない)
質問や応答を通じて、本人に自分がやっている仕事について自己認識させることがコーチングの目的。
以下の「GROW」がある
・G(Goal、目標) … 「目指していることはなにか」「興味があることはなにか」「何を持って成功したと言えるか」
・R(Reality、現実) … 「今どれぐらい進んでいるか」「どんな壁に直面しているか」
・O(Option、行動計画) … 「直面している壁がなかったら、どう行動するか」
・W(Will、意欲) … 「今日からどうするか」「1から10でいうとどれぐらいのレベルでコミットしているか」「いつから始めるか」
コーチングは対個人だけでなく、チームにもできる。
チーム全員が集まった場で質問を行いチームとしての「自己認識」を深める。
チームとは
チームとは単に一緒に仕事をしている集団ではない。一緒にプランニングして、一緒に問題解決して、定期的に自分たちの仕事を振り返って反省していくような集団のこと。
(書籍ではスポーツチームと例えてる)
「生産性の高いチームの特徴」とは以下の5つがあげられる。
- チームの「心理的安全性」(Psychological Safety)が高いこと
- チームに対する「信頼性」(Dependability)が高いこと
- チームの「構造」(Structure)が「明瞭」(Clarity)であること
- チームの仕事に「意味」(Meaning)を見出していること
- チームの仕事が社会に対して「影響」(Impact)をもたらすと考えていること
(ここで心理的安全性が出てきました!)
心理的安全性が一番大事であり、心理的安全性が高いチームでは「自己認識・自己開示・自己表現」ができる。
端的に言えば「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」こと。
(発言するのに気を使うこともなく、メンバーから責められることもないと、安心して自分の意見をチームに伝えれますね。メンバーを信頼し、尊重することでパフォーマンスはあがる。)
書籍のまとめ
メンバー一人ひとりが安心して自分らしく働ける場、自己認識・自己開示・自己表現できる場をつくる(心理的安全性)ことが、マネージャの大切な役割である。
考えたこと
・「心理的安全性」とは、メンバーが安心して自分らしく働けることにより「自己認識・自己開示・自己表現」することができ、メンバーを信頼・尊重することもできる。
・「心理的安全性」が高いと「生産性の高いチーム」になる。
・メンバーが安心して自分らしく働ける場をつくるのは、マネージャの大切な役割である。